未分化型初期胃がんからの帰還

2015.5.14の未分化型胃がん発覚から入院・手術・退院まで あっという間の6週間の日誌です。同じ経験をされる方の参考になれば幸いです。古い記事を頭に持ってくるためにブログの日付が逆行しています。ご容赦ください。5年間は年2回ペースで投稿します。

2015年10月26日 コラム ダンピング症状軽減法

胃を切除した人の後遺症の一つに後期ダンピング症状があります。

 

食事をすると、残胃を経由するものの、腸内に直接食べたものがすぐ送り込まれて栄養化が始まり、急激に血糖値が上がります。
 
すると、ビックリしたすい臓がドバーッとインスリンを分泌するため、またまた血糖値が急激に下がってしまい、めまいやふらつきを起こすものです。
 
私のダンピング症状はそんなに強いものではなく、デスクワークの多い仕事中は座っていることが多いせいもあって、さほど気にはなりません。
 
しかし、外出中やゴルフとなると話は別です。
特にゴルフでは、昼食後のプレーでこれがでてしまうとスイング軸がぶれてミスショット連発はもちろん、歩くときはクラブを杖によたよた歩く有様です。
 
コンペではスコアを乱すし、同伴者の迷惑になるしで大変困りますから、様々な軽減法を試してみました。
 
最初は「消化の良い物がいいだろう」とうどんにチャレンジ。
半分くらいたべて午後のラウンドに臨みました。
 
しかし、うどんはいくら噛んで食べても破片の1個1個が大きいせいか腸のあたりが苦しくなりNGとわかりました。
 
次は「すぐに溶けそうなもの」とサンドイッチを食べることにしてみました。サンドイッチはお腹に響かず大変良かったのですが、逆に消化速度が早すぎて後期ダンピング症状を起こしてふらふらに・・
 
飴などで緊急的に糖分を取ると比較的早く症状は取れるのですが、さらに改善の余地はありそうです。
 
そして最後にたどり着いたのが「灯台もと暗し」というか「インド人もびっくり」のカレーライスでした。
 
まずご飯はつぶつぶが適度に小さく、腸の通りが良いので苦しくなりにくい。
 
そしてカレールウの脂肪分がご飯をコーティングしてくれるので、栄養化もゆっくり進み血糖値をゆっくり上げてくれるので後期ダンピング症状も起こしにくくなりました。
 
おかげ様で、9月の月例で見事優勝を果たし、ゴルフが楽しくなりそうです。
 
追記
どっちみちカレーは時間内に半分くらいしか食べられないので、ラウンド中も栄養ゼリーとか、鈴カステラをちょこちょこ食べています。
それかから、コーヒーをポッドに詰めてもらい、それを飲みながらプレーするのが最近のマイブームです。
カレー以外でもピラフとかチャーハンもいいと思うんですが、私の所属するクラブのレストランのメニューにはありません。