2,そもそもなぜ胃カメラ検査を受けたのか
胃に関しては、ごく若い頃から空腹時にしくしく痛むことがあり、いわゆる「胃腸が弱い」という自覚はあることはあった(思春期、胃が痛いことは少し誇らしい感じがした)。
数年前にピロリ菌検査が陽性だったが、日本人の大半がもってるとか何とか聞いたことがあって「まあいいか」と放置していたのも事実だ。
父も母もがんでなくしているが、父は大腸、母は輸血性の肝炎がスタートだったし、血縁者に胃がんの経験者がいなかったため、過去胃カメラを2回受けたことはあったものの、自分が胃がんになる可能性のことはほとんど考慮したことがなかった。
そんな私が、特に気になる自覚症状がないにもかかわらず今年の4月に胃カメラ検査を受け、がんが発見されたのにはこんな経緯があった。
私「今年も政管ドック申し込んだけど、ほら、バリウム検査って後から下剤飲んだり大変だよね。」
私「あ そっか それもそうだね。」
がんを告知してくださった女医の先生からは「表面に広がるこのタイプのがんは、バリウム検査ではまず見つからないんですよ。弟さんに感謝しないと。」と言われた。
本当にこればっかりは感謝してもしきれない。