未分化型初期胃がんからの帰還

2015.5.14の未分化型胃がん発覚から入院・手術・退院まで あっという間の6週間の日誌です。同じ経験をされる方の参考になれば幸いです。古い記事を頭に持ってくるためにブログの日付が逆行しています。ご容赦ください。5年間は年2回ペースで投稿します。

7,初診から二週間は検査の日々 入院日も決まった  2015年5月22〜29日

初診から二日後の5月22日(金)は朝イチでCT検査。
 
看護師さんがCTに横たわった私の脇についてくれ、温めた造影剤を静脈から注入。
 
瞬間で体が熱く感じる(特に頭)。
 
血液というのは心臓がドッキンとなる1秒からそこらで体中をめぐるのだそうだ。
 
ぐあいが悪くなる、と知人に脅かされていたが特にそういうこともなく無事検査を終えた。
 
その後、循環器内科にまわり診察をうけ、24時間心電計を装着される。
 
(心電計は専用のポシェットに入れてたすき掛けで持ち歩く。「女子力アップ」と娘たちにさんざんからかわれた。)
 
外来もほぼ終盤戦だったせいか、だいぶお疲れ気味の先生。頭がさがる。
 
週明けの25日(月)は大腸検査。
 
前日の晩ご飯はうどんだけ。翌朝自宅で下剤を2リットル飲んでお腹を空にする。
 
ミリ単位のポリープが1個だけ見つかったが、K2先生が言うには放置していて良いとのこと。
 
翌日26日(火)は、消化器内科のK2先生からCTと生検の結果を聞く。
 
CTの結果血液・リンパ系の転移は認められず。胃の上側の生検はセーフ。
 
胃の下2/3切除と決まったので、胃カメラで切除部分に印のクリップをする。
 
これは比喩的なクリップではなく物理的なクリップを5〜6個。理科で使う、みの虫クリップみたいな形状のものだ。
 
「絶対に取れないから安心して食べたり飲んだりしてください。」とK2先生は言うが、初日はなんとなく不安。
 
お腹を振ると音が出るような気がする。
 
午後から、バリウム検査。胃の形や位置の確認だろうか??
 
二日後の28日(木)に消化器内科から外科に引き渡され、担当のK3先生の診察。
 
K3先生も気さくな安心してお話できる方でした。
 
「手術室はと、、6月10日が空いてるから前日の6月9日の午前に入院してください。」
 
やっと入院日がはっきりして気が楽になる。
 
「はい、それで退院は・・消化器内科の先生からは月末ぐらいを目標にって言われてるんですけど。」
 
「うーん、もうちょっと早いかな。6月21日の週のどこかって思っておいてください。」
 
「7月中旬には社会復帰できます?」
 
「ああ、大丈夫ですよ。ぜひがんばってください。」
 
ということで、だいたいの日程がはっきりした。
 
当初言われていたよりもずいぶん短縮された。
 
これで、対外的にも発表できる。
 
帰社後、執行役員もふくめた取締役に内容を伝え、月曜に関係各所への連絡をお願いする。
 
夕方に、前歯の差し歯やり直しで通っていた歯科に、わけを話して治療を中断。
 
仮歯をしっかり入れて頂く。
 
週末の29日(金)は再度循環器内科へ。
 
負荷心電図検査は踏み台を何分か昇り降りをしてから調べる。
 
心臓を超音波でも診てもらう。
 
前回の24時間心電計も含めて、手術に耐えられるということで太鼓判を押して貰う。
 
循環器内科のM先生もお疲れ気味の前回とは別人のようにお元気そう。
 
「手術がんばってくださいね。」と力強く励まして頂く。
 
感謝。